ニック・カサヴェテス監督が贈るノワール・アクション映画『GOD IS A BULLET』が、邦題を『神は銃弾』として、12月27日より公開されることがわかった。
クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワー(ニコライ・コスター=ワルドー)の元妻とその夫が惨殺され、愛娘ギャビが忽然と姿を消した。その背後には、悪魔のようなカルト集団「左手の小径」の影が蠢いていた。絶望と怒りに苛まれたボブは、かつてカルトに誘拐され生還を果たした女性、ケース・ハーディン(マイカ・モンロー)と出会う。深い傷を負った彼女は、ボブの苦悩と覚悟に心を動かされ、再びその悪夢の世界へ戻ることを決意する。法の力が及ばぬ闇を前に、ボブは正義の限界を悟り、刑事の職を捨て、その忌まわしい世界へと足を踏み入れることを決意する。ボブとケース、二つの傷ついた魂は痛みと怒りを武器に、奈落の淵へと進んでいく――。
「このミステリーがすごい!」2002年版海外編で第1位を獲得した、ボストン・テランのベストセラー『神は銃弾』。名匠ニック・カサヴェテスが『ジョンQ-最後の決断-』や『きみに読む物語』に続き、深く人間の葛藤と感情を描き出す手腕をもって、この衝撃作を映画化した。カルト集団に元妻を惨殺され、愛娘を誘拐された刑事が、過去に同じカルトから逃げ延びた女性と手を組み、狂気の追撃劇に挑む――。鮮烈な暴力描写とスタイリッシュな映像美が観る者を圧倒する、スリリングで美しくも苛烈な物語がここに誕生する。
■『神は銃弾』予告編
主人公ボブを演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」で圧倒的な存在感を放ち、国際的な支持を集めるニコライ・コスター=ワルドー。ボブとともに闇に挑むのは、北米でスマッシュヒットを記録した最新作『LONGLEGS』で注目を浴びたマイカ・モンローが演じる、カルトから生還を果たした女性ケース。そして、『Ray/レイ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、『ジャンゴ 繋がれざる者』、『コラテラル』など多くの作品で確固たる地位を築いたジェイミー・フォックスが、圧巻の演技で観客を魅了する。キャストの持つ強烈な個性と、カサヴェテス監督による緊迫感あふれる演出が相まって、スクリーン上で炸裂する激しくも美しい復讐劇が、観る者の心に深い衝撃を刻みつけるだろう。
今回解禁された『神は銃弾』のキービジュアルの中央に描かれるのは、愛娘を奪われた刑事ボブ(ニコライ・コスター=ワルドー)と、かつてカルトから生還を果たした女性ケース(マイカ・モンロー)。鋭い眼差しと彼らに刻まれたタトゥー、さらに、陰影に包まれた不穏な空気が、本作の重厚さとシリアスなトーンをさらに際立たせる。画面右側に掲げられた「始まりは、夫婦惨殺事件と、消えた少女」というキャッチコピーが、ボブの絶望と怒り、そして果たさねばならない使命を予感させる。
12月27日(金) 新宿バルト9 ほか 全国ロードショー